Scrap Book of District 11

備忘録とか

『アリスとテレスのまぼろし工場』を観ました

「最近ボーイミーツガール研究をしている」と言ったらコレもそうかも?とタイトルを上げていただいたので観てみました。

MAPPA初のオリジナル作品! 色々な意味で濃かった…!!! MAPPAの原液を浴びました。

以下、ネタバレです。

 

今まで見てきたボーイミーツガールとは違って、清涼感のない、湿度の高い大きな感情のやり取りがあって新鮮でした。MAPPA好きそう…。あとちょっとエッチでした。MAPPA好きそう……。

世界観設定がいいですね。ああいう、SFちっくだけど、どこかで現実世界と繋がっている世界観、良いですよね。たぶん作中で言及のあった哲学者はタイトルの通りアリストテレスかな。

タイトルを見返してふと思ったんですけど、不思議の国のアリスとなんとなく似たところがあるな〜と思いました。
おそらく、アリスが五美で、不思議の国が伏見。でも物語は不思議の国=まぼろしの町視点なのが良い。あまり見たことのないシチュエーションだと思いました。しかし、まぼろし工場は製鉄所として、テレスって誰だ……。

そして睦美と正宗の感情のやり取り、大変湿度が高くて個人的にツボでした。まさに愛憎。最終的には愛が勝りましたが。

 

これまで3作のボーイミーツガール映画を見てきたわけですが、いくつかの共通点が見えてきました。
・ヒロインの作画が可愛い
・ヒロインには何かしらの謎がある(中盤あたりで謎が明かされる)
・主人公は普段パッとしないけどヒロインのことになると無我夢中になる(成長?変化?がある)
・何かしらの要因で押し倒す・倒されるシーンがある
・主人公がよく赤面する
・大体中盤で一度は拒絶か別れがある
・二人が両片想いではなく相思相愛になって終わる
ざっとこんな感じでしょうか。

と言うわけで、傾向が見えてきたのでボーイミーツガール映像研究は一旦終わりにし、今度は読書に積極的に取り組めればと思っています。